2018/09/14

沖縄の民泊プレイヤー事例 01:モーテル

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取材協力:SPICE MOTEL OKINAWA(スパイスモーテルオキナワ)マネージャー 田端様

宿泊事業を始めたきっかけを教えてください

当ホテルは、大阪にある「HOSTEL 64 Osaka」の姉妹店として201512月にオープンしました。

運営はHOSTEL 64 Osakaと同じく株式会社アートアンドクラフトが手がけていまして、当社が沖縄事務所を開設し、沖縄内で色々な不動産の仕入れや販売をしている中で、沖縄本島の中部地域にこの物件を見つけたがオープンに至った経緯です。

HOSTEL 64 Osakaと同様に元々あった物件を当社でリノベーションし、今のカタチになりました。

田端さんは立ち上げ時からいらっしゃったのですか

そうですね。元々は大阪で働いていたのですが、このホテルのオープンが決まり、オープンする1年ぐらい前に沖縄に行き、開業の準備を進めていきました。

スタッフは現地で採用していますが、運営面ではHOSTEL 64 Osakaで培ったノウハウ活かせています。

中部地域という立地はどのように感じますか?

この場所は那覇などの中心地から高速道路を使って40分ぐらいのエリアなのですが、特にアクセス面での不自由はありませんね。

というのも、ホテルを利用する方はみなさん車で来られていますし、実際に沖縄を旅行される方の多くは、レンタカーを使って回られています。

実はこの建物はリノベーションする前、自動車ホテルという名前でモーテルとして使われていました。沖縄の中部地域は、普天間基地とか嘉手納基地とか米軍の方がとても多く、実際に沖縄文化とアメリカ文化がミックスしたようなエリア。

そういった背景から、アメリカのミッドセンチュリーなどの時代を再現したいと思い、モーテルという形式でスタートしています。

モーテル名の由来を教えてください

旅行や人生の中で、何か一つのアクセントになってもらえればという想いから、「あなたの何かにスパイスを」という想いを込めて「SPICE MOTEL OKINAWAと名付けました。

SPICE MOTEL OKINAWAならではの強みはどんなところですか

やはりリノベーションという手法を活かして、元々あった良い部分を残しつつ今の時代に馴染むような、かっこいいデザインに仕上げているところです。

またアメリカのモーテルがコンセプトとしてあるため、ミッドセンチュリーの1970年代をイメージしたこだわりの家具やインテリアを揃えるなど、そういった空間デザインが強みですね。

ホテルの客室は全部で17室あり、シーズンによって増減はありますが、おかげさまで稼働率は年間にすると80%くらいを保てています。

ホームページにあるデイユースについて教えてください

元々アメリカの基地の方たちにも気軽に使ってもらいたい思いがあり、宿泊はしなくても休憩で来てもらって、自分の国のモーテルのような雰囲気を感じてもらえたらなという所から始めたサービスです。

実際に利用される方は、全体数としては多くはありませんが、サラリーマンや昼寝をしに来る方などがいます。以前、カメラ好きのグループがいらっしゃった時は、お部屋の写真を撮って帰られたこともありますね。

時間制で4,980円~利用できます。

お客様はどんな方がいるのですか

お客様の9割以上は旅行者でして、海外の方が6割、残り4割が国内の方で、海外の方の半分以上が台湾や韓国などのアジア圏の方。

ここ12年で沖縄と各国を結ぶLCCが飛ぶようになり、新しい路線ができるなどアクセスしやすくなったことが要因としてあります。

とはいえ初めはみなさん連泊されると思っていたのですが、リゾートホテルなど他の色んな施設を回るうちの一つとして選んでいただくことが多く、意外と12泊というのが現状です。

どんなところにこの仕事の面白さを感じますか?

やっぱりみなさん、予め行き先を決めて沖縄に来られる方ばかりで、時には地元の人が行く居酒屋を教えてほしいなど、ローカルな場所もよく聞かれたりして。

そういう時にガイドブックに載っていないような場所を案内して、帰ってきた時に「良かったよ」と言ってもらえるとすごくやりがいを感じますね。

今スタッフは10名程いるのですが、みんな沖縄出身のスタッフばかり。地元の人が行くような場所を教えてあげられるので喜ばれますね。

苦労したこと・大変だったことはありますか?

ホテルの立地が奥まったとこにあるので、開業して1年ぐらいはGoogleのナビで住所や名前を入れても違う所に案内され苦労しましたね。

「今迷っています」とゲストから電話がかかってくることも多く、迎えに行ったり、電話で道案内したり。今は改善されましたがそれが一番大変でした。

あと大阪と違い意外だったのは、英語が話せない海外の方が多くいること。

基本的には英語でコミュニケーションとるのですが、ゲストさんが韓国語しか分からないですとか、英語を話せない方が多く、日本語と片言の英単語でなんとかコミュニケーションをとることが想定外でした

今後の目標について教えてください

沖縄本島の中部地域にありますが、美ら海や北部の観光地へのアクセスも良く、ビーチやショッピングモールもすごく近いので、12泊ではなく45泊うちに泊まってもらい、沖縄観光の拠点にしてもらえるような宿にしていきたいです。

あとは沖縄には地元のアーティストさんや作家さんも多くいらっしゃるので、そういった方たちと手を組み、例えば期間限定の展示会をやったり、開放的なテラスでライブをやったり。

そういったイベントをやるなどして中部地域から沖縄を盛り上げていきたいです。だいたい1年以内に実現することを目標としています。
アメリカ文化が身近で車社会だから、出張で泊まる人にも、カップルにも、ゆっくり滞在にも、そんな本来のモーテルらしい場所になればと思っています。

これから事業を始める方へメッセージ

最近は個性的な宿がすごく多くなったと感じています。

きちんとこだわりを持ち、周りと違った部分を出せるような宿をつくり、お互いを刺激しあって、少しでも海外から人が来てくれるような国になればいいなと思います。

SPICE MOTEL OKINAWA概要>
住所:沖縄県中頭郡北中城村喜舎場1066
アクセス:沖縄自動車道「北中城IC」より車で約5
運営:株式会社アートアンドクラフト
CHECK-IN15:0022:00/CHECK-OUT1200

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