2018/06/11

福岡の民泊プレイヤー事例 01:民泊清掃代行事業

取材協力:民泊支援ふくおか 代表 西川 様

民泊清掃代行事業をスタートしたきっかけとは?

海外に住む友人(Aさん)の知り合い(Bさん)が東京で民泊をやっていて、Bさんが福岡に民泊を出すときに、福岡で掃除をしてくれる方を探していたのが事業のきっかけでした。 ただ、当時の私は企業に勤めるサラリーマン。そのため実務はできないものの、何か手伝えればなと考えていました。そこで実務は私の知り合い(Cさん)に依頼し、私は事業のHPを作ることにしたのです。 実は元々私はIT企業に勤めており、自身で通販サイトを作るなどITの知識と経験がありました。実際にHPを作った後は、問い合わせが急増!この事業は仕事になると実感しました。

実際に問い合わせはどれくらいあったのですか?

今は新規の問い合わせが2日に1回くらいありますね。民泊のホストさんや管理会社からはもちろん、大手建設会社や地元のデベロッパー企業などからも問い合わせがあります。 事業を始めてからちょうど2年になりますが、実務を依頼していたCさんの会社では捌ききれなくなったため、数ヶ月前に私の直轄の新グループを立ち上げました。 おかげさまで新グループも既に20件以上の安定した案件があり、物件によっては月に平均17.5回の高頻度で清掃を実施しております。

事業エリアはどの辺りがメインなのですか?

やはり博多駅周辺が中心ですね。実は福岡で一番栄えている街は天神なのですが、アジアからのゲストの多い福岡は博多駅周辺から予約が埋まっていきます。 ですから必然的に博多駅周辺の案件が増えています。もちろん博多以外の案件もありますが、清掃に入る頻度は博多駅周辺ほどではないですね。

月や曜日によって忙しさは違いますか?

違いますね。やはり宿泊者が多い週末と週末明けは忙しく、週半ばは落ち着いています。そのため曜日によってスタッフの人数も異なります。 もちろんシフトの希望は考慮しますが、歩合制かつチェックアウトからインまでという限られた時間での業務なので、稼ぎたい人は件数の多い曜日に入ることが多いですね。

事業の面白さややりがいは何ですか?

当社の事業は清掃代行が主軸なのですが、それに付随して「緊急時のトラブル対応」や「民泊相談」などもやっています。 そのため「民泊を始めようと思うのですが、どうすればいいですか?」と言った、これから民泊をスタートしようとしている方からの相談も多くあります。 そこで自身のノウハウや経験から色んなアドバイスをして後押しできるのがとても面白いですね。福岡の民泊を一緒に盛り上げていける仲間をもっとサポートしていければと考えています。

大変だったことや悩みはありますか?

ひとつの業者さんだけでなく、色んな業者さんと関わる仕事ですので、業者さんによって連絡方法が違うことが大変ですね。 独自のシステムを使う業者さんもいれば、電話、メール、SNS…とまちまちで、なかなか覚えられないというのが現状です。 今は業者さんごとに担当をつけて対応しているのですが、すべての業者さんが使える統一のシステムがあれば、とてもありがたいですね。

今後の目標について教えてください

清掃代行を続けつつ、これから民泊をスタートする人をサポートしたいと考えています。 実は今、福岡の民泊のニーズは増えているものの、管理業者が少ないというのが現状です。ですから民泊専門の行政書士さんとタッグを組み、申請関係などのアドバイスもできる管理会社(住宅宿泊管理業者)を今夏に立ち上げようと進めているところ。 民泊という事業がいつまで続くのかはわかりませんが、ニーズが増えている今はチャンスだと感じています。そこで資金を貯められたら、ゆくゆくは不動産投資など他の事業も展開できたらと考えています。

これから民泊事業を始める方へメッセージ

今後の目標と似てきますが、やはり福岡で民泊をはじめる人を少しでもサポートできればと思っています。いろんな相談に乗ってあげてアドバイスできればいいですね。それにより一緒に地域を盛り上げていければ嬉しいです。 <民泊支援ふくおか概要> 住所: 福岡市南区野多目2丁目 電話:050-5850-9244 受付時間:9:00~18:00(土日祝休)

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