2018/09/30

沖縄の民泊プレイヤー事例 05:民泊運営代行

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取材協力:Owner’s Life(テイケイハウス株式会社) マネージャー 田井様

事業をスタートしたきっかけを教えてください

当社は元々、千葉に本社を構えた建築や住宅販売など不動産事業を主としている企業で、3年前に沖縄で民泊を運営されている方から事業の話を聞いたことがスタートのきっかけになりました。
そういう仕事があるんだと知ってから社内で話し、まずは沖縄の軍人向けの賃貸住宅を借りて民泊を始めました。

民泊運営に関するノウハウはあったのですか?

いいえ。そのため法的な部分と実務的な部分は、本を読んで少しずつ学んでいきました。
あとは「南の島」「南国リゾート」「非日常」という沖縄のカテゴリーを客観的に見たときに、どんな人が沖縄に来るのか、何があったら嬉しいのかというものを当てはめていき、徐々にノウハウをつけていきました。
管理物件も色々あり、例えば富裕層の方が沖縄で海が見えるところに物件を作った場合、自分たちが利用する時以外は空き家になっていることがほとんどです。
私たちはその時期を収益物件にしていくことが根底にあるので、物件自体が特殊なものが多いですね。
民泊新法の施工に伴い、保健所さんと色々やり取りをしていく中で、駆け付け要件などの観点から現在は名護・那覇・北谷の三か所に営業所を設けています。実際のオペレーションをするスタッフは、一番中心のエリアになる北谷に集中しています。

現在、管理物件はどれくらいあるのですか

準備中のところも含め今はちょうど35件超えまして、稼働しているのは32件ぐらいです。
法改正によりアパートやマンションタイプが軒並み営業できなくなったため、現在は簡易宿所のライセンスで運営する一戸建てタイプがほとんどです。
沖縄で知り合っていく人たちの中で色々手伝ってもらうなどでスタッフが増えていき、今は地元の方を中心に6名が在籍しています。
最初はこちらでマニュアルなど大枠を作りましたが、今はエリアで個々に話し合いながら、いいものを選んでいます。

管理物件数を増やせた要因を教えてください

法改正をはじめとする色んな幸運が重なったというか、タイミングが良かったのだと思います。
以前は一人でやっていたので物件数は10もなかったのですが、新法施工に伴い、やれるところ・やれないところを比較的判断しやすかったこともあります。
今はある程度ノウハウが蓄積されてきたので、物件数は増やそうと思えばできるのですが、無理に引き受けることでトラブルの原因にもなりますし、しっかり方向性を決め収益性のあるところだけ携わっています。

御社ならではの強みは何ですか?

当社の主事業が不動産ということもあり、物件紹介から部屋づくり、管理まで一貫して行えることです。
オーナー様とゼロから作っていけますし、マイナスになるような物件は管理してないですね。
また北谷を中心に物件管理をしているのですが、エリア的にアメリカの基地がたくさんあるため、スタッフも英語が話せる人が多く在籍しています。それによりコミュニケーションの面でもゲストさんときちんと向き合い対応していけることが強みです。

軍人さんの利用も多いのですか?

旅行者も多いですが、エリアによっては軍人さんが多いですね。
配属が沖縄になった軍人さんの中には、家が決まるまで長ければ2~3ヵ月もホテルに泊まる方もいます。家族で来て荷物もいっぱいな方たちは、ビジネスホテルなどに泊まるよりも、一戸建てとか建売物件の方がきっと住みやすいのだと思いますね。これも沖縄ならではです。

どんなところに仕事の面白さややりがいを感じますか?

やはりオーナーさんや投資家さんなど、東京ではなかなか知り合えない人と出会えることは面白いですね。
沖縄には世界中の人たちが来ており、最近は海外の方が沖縄の物件を購入され、ホテルの投資家になっていくこと多くあります。
年齢や職業など様々な方たちと出会えるだけでなく、国際交流ができたり、そこからまた違う仕事に広がっていくので、日々やりがいを感じていますね。

仕事で大変なことはありましたか?

最初は一人で始めたことと、英語が話せないこともあり、コミュニケーションに苦労しました。
外国人を相手にする仕事っていうのは、本社の千葉ではあまり経験がありませんでした。そのためゲストからの問い合わせメールに対し、翻訳アプリを使いながら返したり、清掃もしたりと、今のスタッフが集まるまではなかなか大変でしたね。

今後の目標について教えてください

私が民泊事業に携わって3年が経ちますが、立ち上げ当時と今では、マーケットが大きく変わっています。
沖縄は今、新しく大規模宿泊施設もどんどん増えています。ですから私たちができるのは、今までと違う新しいビジネスモデルの先駆けになれるようなことを仕掛けていきたいなと。
現在、海外投資家の増加から、外国人の新しい法人登記などのサポートも新しい取り組みとして動いているところ。今後はレンタカーやハイヤー事業やお土産などを扱う物販など、違うカテゴリーも宿泊事業から連動させ、旅行のプラットフォームなどの仕組みを作っていきたいです。
そうして新たな施設のモデルを作り、独自で集客できるような仕組みづくりが、他社との差別化につながればと思っています。

これから民泊事業を始める方へメッセージ

事業を通じて色々な繋がりが持てますし、情報も日々変わってくるので、視野が広がるマーケットだと思います。その分リスクも少なく大きな投資ではなくとも始められる事業だと思うので、是非参入して、日本に来る海外への方に日本のおもてなしを伝え、楽しみながらビジネス展開してもらえればなと思います。
私たちもゼロベースでここまで来たので、やってきたことならば伝えられますし、色々サポートできると思いますよ。
<テイケイハウス株式会社 概要>
住所:沖縄県那覇市牧志 2-6-34 たからビル3階(那覇支店)
電話:098-860-4600

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