2021/03/22

TL-リンカーンとの連携方法

Vacation STAYは、予約・販売管理システム「TL-リンカーン」とのシステム連携を開始しました。TL-リンカーンを導入している施設においては、TL-リンカーンの「共通在庫サービス」を利用し「Vacation STAY」への在庫提供が可能になります。このページでは、TL-リンカーンの「共通在庫サービス」と連携するために必要な準備、Vacation STAYでの各種設定のポイントを説明します。

目次

手順

TL-リンカーンとVacation STAYとの接続には、TL-リンカーンの施設アカウントとVacation STAYの建物データを紐付ける必要があります。建物の接続完了後は、一部の物件項目を除き、TL-リンカーンにて部屋タイプ、在庫、料金、予約を管理いただけます。

1. Vacation STAYでの建物登録

会員登録がお済みでしたら、ホスト > 物件一覧 > 物件新規登録より物件登録を進めてください。
対応業法は、「旅館業法」を選択ください。住宅宿泊事業法、戦略特区法 に該当する場合、本サービスを利用できません。

1.1 TL-リンカーンの施設名をVacation STAYの建物名に登録する

TL-リンカーンとVacation STAYをシステム連動するには、TL-リンカーンに登録した施設とVacation STAYで登録した建物を紐付ける必要があります。 Vacation STAYの建物名の項目に、TL-リンカーンの施設名をそのまま入力ください。完全一致が条件となりますので、誤入力や空白スペースにご注意ください。

[注意事項]

TL-リンカーンとの建物の紐付け接続完了後、部屋タイプ管理の主体はTL-リンカーンとなります。紐付け中の建物に、TL-リンカーン管理外の部屋タイプが登録されている場合、その部屋タイプは定期同期処理により削除されます。もともと、Vacation STAYにて登録していた部屋タイプを、引き続き掲載したい場合は、掲載中の部屋タイプを非公開設定いただき、新たに新規登録した建物をTL-リンカーンと紐付き上、TL-リンカーンより部屋タイプを登録ください。

2. TL-リンカーンの共通在庫サービス設定

TL-リンカーンのアカウントをまだご登録いただけていない施設様は次のリンク先からお申し込みください。 お問い合わせ | TL-リンカーン

2.1 Vacation STAYの建物IDをTL-リンカーンの共通販売先に設定する

TL-リンカーンの共通販売先設定より、Vacation STAYの建物IDを登録します。以下、Vacation STAYの建物IDを連動IDに設定ください。

2.2 共通在庫サービス設定・在庫管理設定・料金管理設定

TL-リンカーンの共通在庫サービス設定より、Vacation STAYに掲載する「部屋タイプ」情報を登録ください。TL-リンカーンの物件データ構造が、「共通室タイプ」と「共通プラン」に別れているのに対し、Vacation STAYは「部屋タイプ」のみとなります。そのため、1つの共通室タイプに対して1つの共通プランで登録する必要があります。詳細は、TL-リンカーン内のヘルプページもしくはTL-リンカーンのカスタマーサポートにお問い合わせください。

3. Vacation STAYでの部屋タイプデータの更新

「2. TL-リンカーンの共通在庫サービス設定 」の完了後、定期同期処理により部屋タイプ情報及びカレンダー情報がVacation STAYに自動登録されます。部屋タイプ情報の更新は15分間隔にて処理されますが、新規登録に限り、1日1回(毎日 AM 06:10 より実行)のみとなります。

3.1 連動している物件データについて

Vacation STAYの物件データは、TL-リンカーンから更新するデータと、Vacation STAYから更新するデータに別れております。新規登録の際は、定期同期処理による、部屋タイプの登録は途中までとなり、残りのデータはVacation STAYより補っていただく必要があります。尚、TL-リンカーンから同期されるデータはVacation STAYからも更新可能ですが、TL-リンカーンより物件情報の変更があり次第、上書き保存されてしまいますのでご留意ください。以下、TL-リンカーンから更新される項目を記します。

[部屋タイプ設定画面]

  • 最大宿泊人数
  • 部屋タイプ タイトル
  • 部屋タイプの紹介文

最大宿泊人数は、「共通室タイプ」の部屋定員ではなく、「共通プラン」から設定する定員の最大値が反映されます。

部屋タイプのタイトルは、「共通室タイプ名」と「共通プラン名」を、”|”繋ぎで結合した文字列が設定されます。 同様に、部屋タイプの紹介文は、「共通プラン名」と「共通プランID」と「共通室タイプ 部屋の説明」を、”|”繋ぎで結合した文字列が設定されます。

[予約受付設定画面]

  • 最短滞在拍数
  • 最長滞在泊数

[チェックイン/アウト設定画面]

  • チェクイン
  • チェクアウト

[アメニティ設定画面]

  • インターネット

[ハウスルール設定画面]

  • 喫煙OK

3.2 部屋タイプの公開設定

Vacation STAYでの部屋タイプ情報の登録が完了したら公開設定を確認してください。予約の受付を開始するために以下の条件を満たす必要があります。
  1. 許可書面の確認申請が完了(承認済)していること
  2. TL-リンカーンから在庫や料金の登録をするなど、カレンダー設定が完了していること
  3. 部屋タイプに写真が6枚以上登録されていること
  4. 部屋タイプが公開されていること(上記3つの条件を満たすと公開可能になります)
  5. 建物が公開されていること(1つ以上の部屋タイプが公開されていると公開可能になります)

3.2.1. 許可書面の確認申請が完了(承認済)していること

3.2.2. TL-リンカーンから在庫や料金の登録をするなど、カレンダー設定が完了していること

3.2.3. 部屋タイプに写真が6枚以上登録されていること

3.2.4. 部屋タイプが公開されていること(上記3つの条件を満たすと公開可能になります)

3.2.5. 建物が公開されていること(1つ以上の部屋タイプが公開されていると公開可能になります)

Vacation STAYでの各種設定のポイント

予約設定

TL-リンカーンで在庫および料金を管理する場合はVacation STAYでの「在庫の自動延長」は利用しないでください。 在庫の自動延長を「利用する」にした場合、毎月25日に指定された期間分、基本料金と基本在庫数が設定された状態で利用可能として登録されるので、TL-リンカーンで未設定の期間が意図せず販売されてしまう恐れがあります。

TL-リンカーンでの非公開・削除設定について

TL-リンカーンより「共通室タイプ」もしくは、「共通プラン」を非公開設定した場合、同期対象となるVacation STAY部屋タイプも定期同期処理により非公開処理を実行します。しかし、Vacation STAYでは未来の予約及び決済処理が残っている場合、処理が完了するまで部屋タイプを非公開に変更できません。その代わりに、カレンダーを非公開状態にすることで販売停止状態を実現します。こちら、日数が経過し、非公開可能な条件が整い次第、定期同期処理にて部屋タイプのステータスを非公開に更新いたします。 また、「共通室タイプ」もしくは、「共通プラン」を削除した場合は、未来の予約及び決済処理が完了していること以外にも、部屋タイプが非公開状態である必要があります。削除処理について、非公開処理と同様に、日数の経過によって条件が整い次第、定期同期処理より削除いたします。

iCal設定・他のサイトコントーラーとの併用について

TL-リンカーン連携とiCal連携は併用できません。 iCal連携をしたままTL-リンカーンとの連携を開始した場合、在庫数等に不整合が生じるためiCal連携設定は行わないでください。

[他のサイトコントローラー連携について]

複数のサイトコントローラーと同時に連携することはできません。 Vacation STAYでは、他の同機能を有するサイトコントローラー(ねっぱん!サイトコントローラー++、Beds24等)との同時連携はできません。TL-リンカーンとの連携を希望する場合は、必ず同機能を有するサイトコントローラーとの連携を解除してからTL-リンカーンとの連携を開始してください。

Vacation STAY側での料金設定について

TL-リンカーンから登録できる料金はVacation STAYの「1泊あたりの宿泊料金」のみです。 料金算出に関わる以下項目については連携しておりませんので、Vacation STAYにて設定していただく必要があります。 ただし、上記の値を設定してしまいますと、他のOTAサイトと料金に差が生じてしまいますので設定しないことをお勧めいたします。 仮に設定し予約が成立した場合には、TL-リンカーンへの通知に反映されず、正しく同期されませんのでご留意ください。
  • 週末料金
  • 追加人数の料金
  • 追加料金が発生する人数
  • 清掃料金

[連泊割引率(週)について]

連泊割引率(週)に関しては、Vacation STAYで独自で管理している割引設定となります。こちらに関しては、予約成立時に、正しくTL-リンカーンに通知されますので、設定いただいても構いません。

[最低料金について]

TL-リンカーンで設定した料金が、Vacation STAYで設定した最低料金を下回っていた場合、TL-リンカーンからの料金連動処理に失敗します。Vacation STAYで許容しております最低値の「1,000円」を設定することをお勧めいたします。

TL-リンカーン側での料金設定について

Vacation STAYでは、宿泊料金と清掃料金の合計にその金額の12%を手配手数料として加算した金額をゲストにお支払いいただきます。

[TL-リンカーンで設定した料金とVacation STAY上での販売価格の差分について]

TL-リンカーンから登録できる料金はVacation STAYの「1泊あたりの宿泊料金」のみです。 実際の販売金額を他の予約サイトと合わせるにはVacation STAYの料金設定で「割引」、「清掃費用」、「追加料金」を0円に設定していただき、手配手数料として加算される12%を考慮(販売したい金額 / 1.12)した専用の料金グループをTL-リンカーンで作成してください。
宿泊施設に清掃費用がある場合には、1日あたり(日割り)の清掃費用を決めていただきその金額を宿泊料金に含めた金額を設定してください。
TLリンカーンとVacation STAYでの料金設定例

計算例

【他の予約サイトで10,000円で販売している部屋をVacation STAYでも10,000円で販売する場合】 まずは手配手数料を含まない宿泊料金を算出します。

[販売したい金額] ÷ 1.12 = [設定する宿泊料金]

▼▼▼

10,000 ÷ 1.12 = 8,928.57143
設定する宿泊料金が「8,928.57143円」と算出されました。 料金の設定は整数なので仮に端数を四捨五入して「8,929円」としてみます。その場合の手配手数料は、
8,929 × 0.12 = 1,071.48
手配手数料の端数は切り上げですので、「1,072円」になります。 先に計算した宿泊料金と足し合わせると、
8,929 + 1,072 = 10,001
「1円」の誤差が発生しました。 この場合は、手配手数料を含まない宿泊料金を算出した後に端数を切り捨てる(8,928円にする)ことでちょうど「10,000円」になります。
8,928 × 0.12 = 1,071.36 → 1,072 8,928 + 1,072 = 10,000
手配手数料に端数がある場合には必ず切り上げとなります。 はじめに算出した手配手数料を含まない宿泊料金の端数の処理によって誤差が発生することがありますので料金設定の際には実際に手配手数料を計算して合計金額を確かめてください。

[TL-リンカーン内でのプラングループ料金設定について]

プラングループ料金設定では、各人数帯の1室あたりの料金が一致するように設定いただく必要があります。 各人数帯の1室あたりの料金が一致していない日のプランは 販売されませんのでご注意ください。 詳細は、TL-リンカーン内のヘルプページもしくはTL-リンカーンのカスタマーサポートにお問い合わせください。

TL-リンカーンの接続解除について

TL-リンカーンの利用を停止し、接続を解除した場合、”TL-リンカーンでの非公開・削除設定について” にて説明した削除条件を満たしていれば、Vacation STAYの部屋タイプ及び建物も削除されます。もし、継続して、Vacation STAYで掲載したい場合、予め同物件内容をVacation STAYに登録しておくことをお勧めいたします。

接続に関するお問い合わせ先

接続に関するご質問・ご不明点がございましたら以下、窓口までご連絡ください。
窓口:楽天 STAY事務局
cs.sitecontroller@rakuten-lifullstay.com

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